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虚偽の募金会見を記事化 読売、産経、共同がおわび

 読売、産経は11月10日付朝刊で、心臓病を患う男児が移植手術を受けるための募金活動を始めたとする記者会見の記事が誤りだったとしておわびを掲載した。共同も9日夜におわびを配信した。3社は伯母の会見を基に報じたが、男児は健康で会見内容は虚偽だった。

 伯母は8日、「救う会」の代表と称して厚生労働記者会で会見を開き、移植手術や米への渡航費約1億5千万円が必要だと訴えた。男児の写真を掲載したウェブサイトやチラシも作っていた。共同は当日、読売と産経は翌9日付の東京都内版で報じた。

 男児の祖母や両親の弁護士から「事実ではない」との指摘があり、全て作り話だったことが明らかになった。

 伯母は会見翌日、報道各社宛ての文書で、金を集めるために思いついたなどとして「私のうそで迷惑をかけたことをおわびします」と謝罪した。

 共同は経緯と併せ「事実関係の確認が不十分でした。関係社の皆さまにおわびします」との稲葉智彦編集局総務のコメントを配信した。読売と産経はおわびとともに記事と見出しを削除すると記した。読売は社会面で経緯を詳報し、担当記者らの懲戒処分を検討していることを明らかにした。

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