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制作者の発想重視で新機軸 アド協との共催セミナー

事業で課題解決とファン作り

 新聞協会は11月17日、日本アドバタイザーズ協会(JAA)との共催セミナーを東京都千代田区の一橋講堂で開いた。制作者の発想を最大限に生かして話題を喚起した広告事例や、新聞社がイベントの企画・運営を通じて企業の課題解決と新聞社のファン作りを図る試みが報告された。新聞社、広告主、広告会社などから約300人が参加した。

 電通関西支社の日下慶太氏は、在阪5紙に掲載された近畿大の新学部開設の広告を紹介。クリエーターの発想を生かそうと、制作手順を変えた。

 企画にあたり近畿大には、費用を低く抑える代わり「企画提案のプレゼンテーションはしない」「掲載前のチェックも受けない」と異例の条件を提示した。日下氏は、広告を世に出すエネルギーの多くが企画を通すことや調整に費やされているとし「その労力を制作に集中させたいと考えた。調整を挟むことなく、制作者の個性を全面に出すことを狙った」と語った。

 若手クリエーター5人が1紙ずつ担当した原稿は「授業で発言しない学生は欠席です。本当に」「マグロだけじゃない」など遊び心にあふれる。SNSで広がるなど大きな反響を呼んだ。「写真やグラフィックは情報が端的に伝わり、動画より拡散しやすい。面白い広告が『古いメディア』に載っていることが、若者には新鮮に映る」と述べた。

 東奥の栃木裕東京支社営業部長は、協賛企業とともに運営する女性向け会員組織「女子○(まる)」の活動について報告した。集客に力を入れる青森空港ビルと共同で屋上デッキにビアガーデンを特設するなど、協賛社と会員の双方に喜ばれるイベントを開催している。

 会員は700人。年間130件のイベントを企画・運営する。栃木氏は「新たな『課題解決型ビジネス』として育ててきた。東奥のファン作りにも結び付けたい」と語った。

 このほかツイッタージャパンの西窪恭未子、谷本晴樹の両氏から新聞社によるツイッター活用事例の報告があった。

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