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写真報道の役割 2記者が語る ニュースパーク

 ニュースパーク(新聞博物館)は1月21日、企画展「2016年報道写真展」に合わせた記者講演会を開いた。梅村直承(毎日東京)、由木直子(東京)の両記者が五輪や企画取材のエピソードや、インターネット時代の写真報道の役割について語った。

 梅村記者はリオ五輪陸上男子400メートルリレーで、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が並走するケンブリッジ飛鳥選手に視線を送る瞬間を捉えた。毎日は4人で40秒弱の勝負に臨んだ。「同僚を信じ、自分の役割に集中した。それぞれの持ち場から、われわれもバトンをつなぐ感覚で撮影した」と当時の心境を語った。

 東京の風景を新たな視点で切り取る企画「アナザーアングル」を担当する由木記者は、真上から見た東京スカイツリーの写真を紹介した。機体を傾けたヘリコプターから垂直にレンズを向ける撮影は難しく「数百枚のうち、成功したのは1枚だけだった」という。

 インスタグラムなどで誰もが写真を投稿し、共有できる中で、アナザーアングルは「ネット上にない写真を撮る」(由木氏)ことを目指した。梅村氏は「狙いが明確な報道写真はネットでも反響が大きい。記者が何を伝えたいのかがより問われている」と話した。

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