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校閲は1行への集中力 新聞博物館で初のニュースカフェ

 ニュースパーク(新聞博物館)は2月25日、記者と参加者がコーヒーを手に交流する「ニュースカフェ」を初めて開いた。毎日東京・校閲グループの大竹史也副部長が「校閲記者の手仕事」と題し講演。用語に関する知識や社会情勢への理解に加え「1行への集中力が何より大切だ」と語った。

 大竹氏は出稿時と大刷りでチェックする校閲の流れを話した後、言葉の変化にどう対応しているかを解説した。「げきを飛ばす」「敷居が高い」などは旧来の意味と異なる用法が広がりつつあると紹介。「新聞は旧来の使い方に合わせることが多いが、一般化したと判断すれば記事での用法も見直す」と述べた。

 新語である「真逆(まぎゃく)」については、かなり一般化しているものの「『まさか』とも読むため、言い換えられるときは『正反対』に直す」と話した。ただし用語の知識は、限られた時間で誤りを見つける力とは異なるとも述べ「集中力が何より大事。原稿に定規を当てて、その1行だけに目を凝らす記者もいる」と語った。

 参加した52人は、ダミーの大刷りから15分間で誤りを見つける作業も体験した。赤鉛筆や用語集を手に紙面とにらみ合った。

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