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記者が町長の談話をねつ造 「重大な倫理違反」とおわび 読売

 読売新聞グループ本社は3月15日付朝刊に、福島県いわき支局の男性記者(25)が楢葉町長の談話をねつ造していたとしておわびを掲載した。「重大な記者倫理違反と認識している」と述べ、記事の談話部分を削除した。

 読売は7日付夕刊と8日付朝刊の一部に「帰還しない職員 昇格・昇給なし 楢葉町長」の見出しで記事を掲載した。2015年9月に東京電力福島第一原発事故による避難指示が解除された楢葉町の松本幸英町長が議会や今年2月の新年会で「避難先から帰還しない職員は昇格・昇給させない」旨の発言をしていたと報じた。読売のおわび記事によると、記者は7日朝、この発言を報じた他紙を参考に執筆し、町側に確認しないまま出稿した。

 町長が「町職員が率先して帰還する姿勢を示すべきという思いからだった」と取材に答えたとする談話は話を聞かずに書いていた。記者は「締め切りが迫る中、取材しないまま安易に書いてしまった」と話しているという。

 同社はおわび記事で「記者教育を徹底して再発防止に取り組み、信頼回復に努める」と述べた。記者の懲戒処分などを行うとしている。

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