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陸奥、コラムで無断利用 河北掲載の共同配信随想から

 陸奥新報社は5月23日付紙面に、60代の男性嘱託記者が1面コラムに作家・重松清氏の随想を無断利用したとして三上知見代表取締役社長名の謝罪文を掲載した。「著作権侵害、マスコミ倫理違反との批判は免れない」と述べた。22日付で記者を出勤停止7日間、渡辺智取締役編集局長をけん責・役員報酬1か月10%の減額処分とした。記者は31日付で依願退職するという。随想は共同通信社が配信した。

 問題となったのは10日付のコラム「冬夏言」。前日の「黒板の日」にちなみ、古い黒板を発展途上国の学校に送る取り組みなどを紹介した。

 共同から、4月28日に配信した重松氏の随想「暦の余白に」と似ていると指摘を受け発覚した。記者が「6日付の河北新報を参考にした」と認め、教室の入り口に黒板消しを挟むいたずらの描写など複数の類似点があったため、無断利用に当たると判断した。

 陸奥は謝罪文の中で重松氏、共同と加盟新聞社、読者におわびした。「記者倫理の欠如によりメディアに対する信頼を裏切る結果となった。社員教育を徹底し、再発防止に万全を期す」と記した。

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