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広告も質の高さ必要 NYT湯下氏 読者対策で講演

 米紙ニューヨーク・タイムズの湯下滋央在日代表兼販売・メディアセールス部長が7月13日、東京広告協会のセミナーで読者を引きつけるための広告部門の工夫について講演した。記事だけでなく広告にも質の高さが求められているとし、自社制作のネイティブ広告が電子版のどの記事よりもアクセスを集めた事例を紹介した。

 湯下氏は「電子版購読者が興味を引かれない広告を不快に感じて離れてしまうのが問題だ」と述べた。電子版で質の高い広告を提供する取り組みとしてネイティブ広告を制作する社内スタジオ「Tブランドスタジオ」の活動を挙げた。

 同紙は電子版で1日約300本の記事を配信している。この中で、動画配信会社ネットフリックスのドラマを告知するネイティブ広告が全ての記事を上回るアクセスを集めた。

 編集局からは反発の声も上がったものの、最終的にはTブランドスタジオの成果を認めたという。湯下氏は「コンテンツを作るのが記者や編集者でなくても、読者の鑑賞に耐えるものを提供しなければならない」と語った。

 若者を取り込むための工夫についても解説した。米音楽配信会社「スポティファイ」の優待サービス付きの電子版購読プランや、歌手のビヨンセなどエンターテインメント界の著名人を招いたトークイベントが好評だと述べた。

 セミナーはコートヤード・マリオット銀座東武ホテル(東京都中央区)で開かれた。広告制作担当者ら70人が参加した。

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