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「新聞は正確」との評価続く 10年で無読が大幅増 博報堂生活総研の小中学生調査 

 博報堂生活総合研究所は7月18日、小中学生の意識や行動を10年ごとにみる「こども20年変化」調査の結果を発表した。新聞の情報の正確さを評価する人の割合は88.3%(前回比2.5ポイント減=以下同)で、テレビ、ラジオ、雑誌、インターネットの5媒体で最も高い。テレビ、ラジオ、雑誌への信頼感は10年前より高く、ネットは低下した。生活総研は、東日本大震災以降、既存メディアの情報の正確さが見直されるとともに、ネット上にデマが拡散したことが評価に影響したとみる。一方、新聞、ラジオ、雑誌に触れない人は10年前から大幅に増加した。

 5媒体についてそれぞれ「本当の情報が多い」と答えた人の割合はテレビが71.3%(13.8ポイント増)、ラジオが75・1%(9.0ポイント増)、雑誌が64.8%(4.4ポイント増)。ネットは29.0%(11.8ポイント減)だった。

 26日に追加公表されたメディアの接触状況に関する調査結果をみると、新聞を全く読まない人は66.4%(26.0ポイント増)に上る。ラジオについては65.0%(7.5ポイント増)、雑誌は52.8%(18.8ポイント増)が「全く触れない」と答えた。テレビを見ない人は1.9%(1.5ポイント減)だった。

 生活総研・生活表現グループの三矢正浩上席研究員は「2011年の東日本大震災以降、新聞やテレビなど既存メディアの情報の正確さが見直された。接触は減っているものの、家庭内で『信頼できる』というイメージが定着しているのではないか」と話す。ネット情報の評価が下がったことについては「震災に関するSNSでのデマ拡散や、昨年末のまとめサイト休止問題が影響したのだろう」と分析する。

 ネットの用途(複数回答)で最も多いのは検索サイトの閲覧(86.6%)だった。動画共有サイト(80.5%)、端末の待ち受け画像の配信サービス(37.8%)が続く。

 ネットに接続する端末(複数回答)はスマートフォン(56.3%)、ゲーム機(36.4%)、パソコン(33.8%)、タブレット(31.6%)の順に多い。「ネットを使わない」と答えた人は6.1%だった。これらの設問は今回加わった。

 調査は2007年以来3回目。首都圏の小学4年~中学2年の男女800人が回答した。

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