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ネット情報の扱いに戒め BPO検証委 川端委員長が談話

 6年前の手紙をもう一度読んで―。

 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会の川端和治委員長は9月14日、番組作りでのインターネットを使った情報収集について「どんなに時間に追われても、虚偽が紛れ込まないよう注意を払う習慣を身に付けてほしい」との談話を公表した。フジテレビが5、6月に架空のネット情報を確認せず放送したことに対応した。

 ネット情報の扱いについて注意喚起した「若き制作者への手紙」(11年公表)が制作現場で生かされてないと指摘。研修に活用してほしいと各局に呼び掛けた。フジ側が問題を検証し、再発防止策を講じているとして番組を審議対象とはしなかった。

 川端氏は、常に時間に追われる制作現場で求められるのは「怪しい情報に疑いを持てる判断力」だと述べた。確認してもなお疑問が残るときは、放送を取りやめる選択肢を持つべきだと訴えた。

 問題となった5月のバラエティー番組では、映画監督・宮崎駿氏の「過去の引退宣言」として、「ネタツイート」を呼ばれるうその情報を紹介した。6月には別の情報番組で、冗談として公開されていた赤城乳業の氷菓「ガリガリ君」シリーズの架空の商品を取り上げた。

 フジは再発防止策として、プロデューサーらによる確認を徹底するとのルールを作った。

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