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ネット広告 ブランド守る視点必要 ジャパンタイのパネル討議で広告主が議論

 ジャパンタイムズは10月29日、「メディアのマーケティング戦略と課題について考える」と題したパネル討議をニュースパーク(新聞博物館)で開いた。広告主企業2社の担当者が登壇した。インターネットへの出稿にはブランドイメージを守る視点が必要だとの意見が出された。

 ニュースパークで開催中の企画展「英字新聞が伝えた『日本』―ジャパンタイムズ120年のあゆみ」に合わせた。進行役のジャパンタイ・末松弥奈子代表取締役会長は、勢いを増すネット広告について「機械的に表示され、広告主が実態を把握できないのではないか」と問い掛けた。

 花王・デジタルマーケティングセンターの石井龍夫氏によると、同社の広告費配分は新聞、ラジオなどが減り、デジタルメディアの比重が増している。費用が安く対象が絞りやすいことを理由に挙げた。

 一方、デジタル広告が閲覧される割合は43%にとどまるとのデータもあるという。「効率を求めた結果、質の低いメディアに広告が載ればブランドイメージが傷つく」。石井氏はこう述べ、信頼できるメディアに広告収入が行きわたるよう「企業側がメディアを育てる発想が必要だ」との考えを示した。

 日本アイ・ビー・エムの山口有希子デジタルコンテンツマーケティング&サービス部長は、日本の企業には情報発信を一元管理する体制がないと指摘。アドバタイザーズ協会・デジタルメディア委員会の副委員長として「ネットメディアへの露出でもブランドイメージを守ることが必要だと各社に訴えている」と述べた。

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