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電子版の料金設定が多様化 新聞各社

 新聞各社が電子版の価格多様化を試みている。閲覧できる記事数に応じた段階的な料金設定や、総選挙に合わせた期間限定料金など。課金への負担感を減らし、若い世代はじめ利用者拡大を目指す。

閲覧記事数に応じ3コース 秋田魁

 秋田魁は10月1日、閲覧できる記事数の上限に応じた電子版の新料金を設けた。1日10本までのコースは月額540円(税込み、以下同)。30本を上限とするコースは月額972円とした。無料で読めるのは1日1本まで。その場合も会員登録を求める。これまで電子版では、本紙購読者と県外の有料会員に限って記事全文を公開していた。

 加藤卓哉さきがけデジタル代表取締役社長は「質量ともに充実した県内のニュースをアピールし、ネット上でもブランド力を高めたい」と話す。取り込みを狙うのは、サイト訪問者の8割を占める中高年男性と、これまで訴求できていなかった若年層。新料金を告知するテレビCMも、二つのターゲットに合わせて作り分けた。中高年男性には秋田魁の女性記者が演歌で、若年層には秋田出身の歌手がラップで新料金をPRしている。

衆院選期間限定で割引 毎日

 毎日は衆院選が公示された10日から31日までの期間限定で、1週間契約の電子版(972円)を108円で提供した。鈴木紳一デジタル販売グループ委員は「政治情勢がめまぐるしく動く中で、新聞社の正確なニュースを低価格で体験してもらおうと考えた」と話す。

 50~70代からの申し込みが6割に上った。若い読者との接点を広げる狙いもあったが「手応えは感じている」と鈴木氏。「読まれる記事の傾向や興味を分析し、利用者拡大を目指したい」

学割新設 東京

 東京は9月、電子版に月額1944円の学生割引料金を設けた。通常料金は月額3450円。紙面ビューアー、スクラップ、過去記事検索など全ての機能が使える。卒業すると自動的に通常料金に切り替わる。

 10月中旬には紙面ビューアーの画質を選べる機能を加えた。メディア接触にスマートフォンを多用する学生層が通信料を抑えて閲覧できるようにした。

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