1. 日本新聞協会トップページ
  2. すべてのヘッドライン
  3. いっしょに読もう! 新聞コンクール 小中高最優秀賞など発表 新聞協会

いっしょに読もう! 新聞コンクール 小中高最優秀賞など発表 新聞協会

 新聞協会は11月23日、第8回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入選作を発表した。小中高3部門の最優秀賞各1編のほか、HAPPY NEWS賞1編、優秀賞30編、奨励賞120編を選んだ。優秀学校賞は15校、学校奨励賞は143校に贈る。

 小学生部門の最優秀賞は埼玉県熊谷市立熊谷西小1年の新井美結さんが受賞した。がんなどの病と闘う人にかつらを贈るため、髪を提供する活動を取り上げた読売新聞の記事を読んだ。新井さんは母親の勧めで夏休みに初めて髪を寄付した。「私の髪の毛で病気のお友達が喜んでくれたらうれしい」と書いた。自分にできることを考え、行動につなげた点が評価された。

 中学生部門の最優秀賞は跡見学園中(東京都文京区)2年の中山桜さんが受賞した。ダウン症の人を対象にした厚生労働省の調査結果を報じた朝日新聞の記事を選び、母親と話し合った。中山さんは「ダウン症の人『毎日幸せ』9割超」との見出しが「輝いて見えた」という。「与えられた命をとても豊かに生きている」と感じたからだ。記事で新たな価値観に触れ、考えを深めた点が評価された。

 高校生部門の最優秀賞は埼玉県立川越女子高(川越市)2年の芦川琴乃さんが受賞した。日中戦争の遺児が「誉れの子」として靖国神社を参拝した当時を振り返る朝日新聞の記事を選んだ。新聞や雑誌が事実と異なる描写で報じ、戦意高揚に使ったことを学んだ。

 友人との会話から、今も「拡大解釈や過剰な表現はある」と気付き、話し合いで違う視点から情報を見直すことが必要だとつづった。戦争を振り返る記事を現代の問題に結び付けて考えた点が評価された。

 新聞の魅力に気付いた作品に贈る「HAPPY NEWS賞」は和歌山大教育学部付属小(和歌山市)2年の岩田凜咲さんが受賞した。毎日新聞の記事を読み、「自宅にお酒を配達してくれるおじさん」が交通指導員として活動していることに驚いたという。新聞記者は「素敵な人に出会える仕事だと思った」と記した。新聞で身近な人の一面を知り、記者の醍醐味(だいごみ)に気付いた点が同賞にふさわしいと評価された。

 応募総数は4万7699編。過去最多だった。

受賞作一覧はこちら

ページの先頭へ