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《資材管理講座》古紙循環事業で講演 山形・山梨日日 高齢読者の負担軽減

 第48回資材管理講座が11月24日、事務局会議室で開かれた。販売所や委託業者が回収した新聞古紙を製紙会社に納入し再利用する用紙循環に取り組む山形と山梨日日の2社が講演。古紙の処分が負担になる高齢読者のつなぎ止め効果や、事業としての見通しについて語った。

 山形は読者宅から新聞古紙を回収し日本製紙岩沼工場に納入している。2017年11月時点で県内の10市3町で実施。約半数の購読世帯をカバーする。今年1~9月の回収量は計471トンだった。

 始めたのは13年。瀬野治販売局販売部主任は高齢読者の負担軽減を狙いに挙げた。古紙1か月分の重さは折り込み広告も含め約10キロに達する。回収業者が戸別に回収するため「読者はゴミ集積所まで運ぶ手間がなくなる」のが売りの一つ。利用者の62%が60代以上だという。

 回収範囲の拡大に当たっては、先行する資源回収活動への配慮を欠かさない。事前に必ず、役所や学校に話を通すという。「回収の委託費を考えるとまだ取り扱い量が見合っていない」と話した。

 1996年に始めた山梨日日は新聞印刷センター(韮崎市)に回収古紙を圧縮、梱包(こんぽう)するリサイクルセンターを併設する。毎月の製紙会社への出荷実績は200トン前後。

 古紙価格は2014年のセンター開設時から2倍以上に高騰した。依田貞行新聞印刷センター長は「回収量は増えており、長期的に見れば黒字化できる」との見通しを語った。

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