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町長、記者にわいせつ行為 岩泉町 岩手日報が厳重抗議

 岩手日報社は12月6日付紙面で、10月に女性記者が岩手県岩泉町の伊達勝身町長からわいせつ行為を受けたとして、口頭と文書で厳重抗議したと報じた。伊達町長に対し、事実関係を認め謝罪文を提出するよう求めていることも明らかにした。

 同社によると伊達町長は10月中旬の早朝、取材で岩泉町にいた記者の宿泊先を訪ね、何度もドアをノックした。記者が開けると部屋に入って無理やり抱きつき、複数回キスをしたという。記者は精神的ショックで休職している。

 岩手日報は直後に記者の報告を受け電話で抗議。約1週間後に盛岡市のホテルで伊達町長と面会し、抗議文を手渡した。事実関係を認め誠意ある謝罪をするよう求めた。双方が代理人を立て交渉を続けている。

 伊達町長は部屋に入り抱きついたことは認めたものの、わいせつ目的については「記憶がない」と否定。「幻覚、幻聴があった。今思えば、社会通念上許されない」と釈明したという。6日の会見でも同じ説明を繰り返した。

 伊達町長は昨年の台風10号の対応による心的外傷後ストレス障害を理由に10月25日から入院。12月5日に公務に復帰したものの、8日の町議会で辞職を申し出て全会一致で可決。9日付で辞職した。

 岩手日報の松本利巧総務局長は「記者の意向を尊重しながら慎重に対応してきた。4日から岩泉町内で一部事実と異なる文書が出回り、さまざまな憶測も出ていることから報道に踏み切った」と説明。引き続き謝罪を求めるとした。

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