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北陸で大雪 福井が京都に印刷委託 援助協定発動 敦賀以西の3万4千部

 北陸地方を中心に日本海側で2月6日以降、記録的な大雪となった。福井県では車が路上で立ち往生するなど交通網が寸断された。福井新聞社は援助協定に基づき、7日付の県南西部向け朝刊3万4千部の印刷を京都新聞印刷に委託した。京都側がトラックを手配し、3便に分けて輸送した。両社間の協定発動は初めて。

 福井は自社系列工場印刷分についても、県北部の国道8号の渋滞や通行止めの影響も見据え、減ページや降版繰り上げの特別態勢をとった。福井市などで当日中に配達できない地域もあった。

 委託したのは嶺南地方と呼ばれる敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、おおい町、高浜町向けの紙面。6日午後3時半ごろに16ページ4個面カラーの本紙印刷を依頼した。4ページの別刷りは委託しなかった。

 協定に基づき構築した送受信システムを使い紙面データを送った。京都側は午後8時過ぎに印刷を終えた。久御山工場(京都府久御山町)からトラック3台で敦賀方面、若狭・美浜方面、小浜・高浜方面に運んだ。駅など計5か所で福井側の販売所スタッフに引き渡した。京都新聞印刷の社員が同乗し、販売所側と連絡を取り合っていたため、引き渡しは各所10分前後で終わったという。 

 福井は7日付朝刊を16ページ、8日付を20ページとした。降版時間は6日付から繰り上げ、8、9の両日は最大約4時間早めた。国道8号線が寸断していたものの、大幅な店着の遅れはなかったという。福井市、坂井市など県北地区で当日中に紙面を配れない地域もあった。7日付からは紙面をウェブで無料公開している。

 福井と京都新聞印刷は2011年12月、緊急時の新聞発行援助の申し合わせに基づき、豪雪時の協力を決めていた。

降版繰り上げ 配達に遅れも 北陸各紙

 北陸地方の各紙の対応をみると、北日本は6日付朝刊以降、降版時間を最大60分繰り上げている。富山県内では6日付朝刊の配達が遅れた。山間部など一部を除き正午までに配り終えた。また石川県の一部で7日付の店着が最大約4時間遅れた。北國は降版時間を最大90分繰り上げた。

 北陸中日は6日付朝刊から降版時間を繰り上げた。最大で朝刊は120分、夕刊は60分早めた。富山県向けの6日付朝刊の店着が最大で約4時間遅れた。7日付朝刊は富山市と周辺地区向けの便が路上で立ち往生。印刷し直して別便を出した。店着が最大3時間遅れた。このほか山間部を中心に6、7日付朝刊などで配達に最大2時間程度の遅れが出た。

 中日新聞印刷の岐阜工場(岐阜市)で印刷している日刊県民福井は6日付朝刊から、降版時間を90~180分繰り上げている。店着に遅れはないものの、県内各地で除雪が進まず配達できない地域が出た。スリップしたり、立ち往生したりした配達車両の故障も相次いでいるという。

 8日には坂井市付近の道路が通行不能に。同市とあわら市の5店が午前3時ごろ、立ち往生したトラックに新聞を取りに行った。この地域ではガソリンの供給不足も続いている。

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