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電子版読者の動向解析 AI活用の展望で日経・梅谷氏 JAGATセミナー

 日本印刷技術協会(JAGAT)主催のセミナーが2月9日、東京都豊島区のサンシャインシティコンベンションセンターで開かれた。「企業はどう人工知能(AI)に向き合うか」と題した分科会に日経の梅谷哲夫デジタル事業BtoCユニット長が登壇した。AIの今後の活用分野に、電子版利用者の動向解析を挙げた。「AIを生かし細分化する読者需要に応えたい」と述べた。

 梅谷氏は動向分析の精度を高めることで、将来は関心分野に合わせ個々人の電子版トップページの記事を切り替えることもできるだろうと語った。自動翻訳技術の進化により、海外への記事配信という新たな事業領域が広がる可能性があるとも述べた。

 ビッグデータ解析を手掛けるデイタムスタジオ(東京都新宿区)の里洋平取締役は、証券会社向けの文書校正システムを開発した経験から効果的なAI活用法について語った。校正システムは証券会社が過去に公表した文書を読み込ませ作り上げた。90%台の精度で誤りを見つけられるという。

 里氏は「最終確認は必要だが、担当者の負担は大幅に減った。システムの完成度を費用対効果から考えることが大切だ」と話した。AIの役割は業務効率を改善させることであり「人の仕事を奪うとの見方には違和感がある」とし、短縮した作業時間を課題の分析や企画に充てられると指摘した。

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