1. 日本新聞協会トップページ
  2. すべてのヘッドライン
  3. 2017年電通調べ 新聞広告量 2.0%減 格安旅行、サプリ落ち込む

2017年電通調べ 新聞広告量 2.0%減 格安旅行、サプリ落ち込む

 電通は3月14日、2017年のマスコミ4媒体広告出稿量の集計を発表した。新聞118紙の総広告段数は前年比(以下同)2.0%減の504万7941段だった。部数減に加え、リオデジャネイロ五輪の反動減や格安旅行やサプリメントなどの出稿減が響いた。

 新聞広告は3年続けて減少した。地方紙は0.4%増。自治体キャンペーンや自動車などの全面広告(5.7%増)が増えたため。全国紙(3.6%減)、ブロック紙(3.4%減)、スポーツ紙(4.6%減)はいずれも減少した。

 見開き広告は全グループで増加。下半期にウェブサービス系企業の出稿が大きく伸びたという。電通メディアイノベーションラボの森永陸一郎主任研究員は情報・通信系の新興企業について「あらゆる世代と接触できる新聞広告で認知度や信頼性向上を図っているのではないか」とみる。

 21の業種別にみると、構成比15.2%で最も大きい「交通・レジャー」は格安旅行会社の倒産が響き2.8%減。10.0%で第3位の「食品」(2.0%減)はサプリメントなどの出稿が伸びなかった。同じく1割を占め、販売額の減少が続く「出版」は2.8%減だった。

 このほか輸入セダンの出稿が減った「自動車・関連品」(10.4%減)、がん保険や自動車保険が伸びなかった「金融・保険」(9.5%減)の落ち込みも目立った。

 総ページ数は1.4%減。広告掲載率は前年より0.3ポイント低い32.1%だった。

 このほか各媒体の概況は以下の通り。

 【雑誌】7.0%減。長期的な部数減が響き、5年続けて減少した。構成比24.2%で最大の「ファッション・アクセサリー」は婦人服やバッグなどが伸びず8.7%減。構成比11.0%で第2位の「化粧品・トイレタリー」(7.1%減)は女性向け化粧品が落ち込んだ。

 【地上波テレビ】番組(タイム)CMは0.1%増。3年ぶりに増加した。構成比9.3%で第2位の「金融・保険」(9.7%増)が大きく伸びた。構成比8.8%で第3位の「食品」(2.1%増)はチョコレートなどが好調だった。

 スポットCMは0.6%減。構成比第3位で1割を占める「化粧品・トイレタリー」(6.2%減)はシャンプー・リンスなどの出稿が減った。大企業が集まる東京地区では1.0%増。森永氏は「緩やかな景気拡大で企業の広告活動も活性化している」とし、波及効果も期待できると述べた。

 【ラジオ】4.4%減。4年ぶりに減少に転じた。構成比12.1%で最も大きい「外食・各種サービス」(18.7%減)は法律事務所の出稿が大幅に減った。

ページの先頭へ