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こども新聞サミット 主体的な学びを実践 新聞28社

 新聞28社は3月27、28の両日、こども新聞サミットを日本科学未来館(東京都江東区)で開いた。各紙が小学生を「こども記者」として派遣。全国から集った40人が六つの分科会で議論を交わし、新聞などにまとめ発表した。次期学習指導要領が掲げる「主体的・対話的で深い学び」の実践を狙った。

 減災について話し合う分科会には、こども記者6人が参加。前日の26日には東日本大震災で津波が2階まで襲った仙台市の旧荒浜小学校などを訪ねた。「災害の教訓から減災の大切さを感じてもらうため」(河北・鈴木淳防災・教育室部長)現地取材を取り入れた。

 同校は震災前に備蓄品を体育館から校舎の3階に移していたという。大分県中津市立小楠小5年の坂本瑞葉さんは「体育館に置いたままだったら津波で流され、空腹や寒さをしのげなかったと思う」と分科会で話した。

 議論の成果は「自分の命 自分で守る」の見出しで壁新聞にまとめ発表した。近所の人とつながりを深めることが災害時に役立つと訴えた。日々のあいさつや町内の祭りや運動会での交流が大切だと記した。宮城県美里町立小牛田小6年の福田颯大さんは「分科会で考えを伝え合い、減災への意識が高まった」と述べ、全国の小学生が減災について話し合う場を設けるよう提言した。

 新聞協会の関口修司NIEコーディネーターは「被災地での取材に基づく深い考察だった」と講評。知見を深めるには「辞書やインターネットで調べるだけでなく、足を使って知ることが大切だ」と話した。

 サミットは昨年に続き2回目。

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