1. 日本新聞協会トップページ
  2. すべてのヘッドライン
  3. 「よみがえる沖縄」展始まる 副田高行氏の広告展も ニュースパーク

「よみがえる沖縄」展始まる 副田高行氏の広告展も ニュースパーク

 ニュースパーク(新聞博物館)の企画展「よみがえる沖縄1935」が3月31日、開幕した。朝日新聞社、沖縄タイムス社との共催。市場や漁業の様子など、太平洋戦争前の沖縄の暮らしを切り取った約100点の写真を展示。一部は人工知能(AI)技術と地元住民への取材を基にカラー化した。広告作品展「時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選。」も始まった。ともに7月1日まで。

 写真は大阪朝日新聞のカメラマン・藤本護氏が撮影。2013年に大阪本社の倉庫でネガが見つかった。沖タイが検証に協力し、撮影場所の多くを特定した。写真は17年、両紙で連載した。

 朝日の西村陽一常務取締役編集担当は開幕式典で「写真には屈託のない笑顔が残っているが、後の戦火で踏みにじられた。多くの人の関心を呼ぶと確信している」とあいさつ。沖タイの武富和彦常務取締役は「文化や歴史を破壊する戦争の愚かさを写真の裏側から感じてほしい」と述べた。

 カラー化にはAIを活用。衣服や食べ物の色は、当時を知る人に取材し補正した。横浜市の酒井由紀さん(32)は「カラー化はAIだけでなく記者の取材に基づいていると知り、より現実味が感じられた」と語った。

 15日には「ネガ発見秘話と記者たちの思い」と題したギャラリートークを開く。清水隆、吉田拓史(ともに朝日)、堀川幸太郎(沖タイ)の3氏が取材の経緯を解説する。メール(npevent@pressnet.jp)か往復はがきで申し込む。

 副田氏の新聞広告展も

 同時開催の「時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選。」展は、「サントリービール ナマ樽」(1980年)から新聞広告に携わってきたアートディレクター・副田高行氏の作品をそろえた。

 2000年までの約50点を5月13日まで、01年以降の約50点は同月15日から展示する。副田氏は開幕式典で「若いクリエーターや企業の広報担当者に見てもらい、新聞広告復活のきっかけになればいい」と語った。

 副田デザイン制作所との共催。4月7日に児島令子氏、5月19日に前田知巳氏(ともにコピーライター)を招き、副田氏とのトークショーを開く。聴講の申し込みはhttps://soedatalk.peatix.com/まで。

ページの先頭へ