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10年先のニーズを見通す セブン&アイ・鈴木敏文氏が講演 《販売流通講座》

 新聞協会販売委員会は5月29日、第40回販売流通講座を日比谷コンベンションホール(東京都千代田区)で開いた。セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文名誉顧問が講演した。「生活を便利にする」との観点からコンビニのセブンイレブンに現金自動預払機(ATM)を導入したことなどを例に「5年、10年先にどうなるかを見据え、今すべきことを考えるのが重要だ」と語った。

 初めてセブンイレブンを出店したのは大型小売店全盛の時代。社内外の反対を押し切り事業に着手した当初は「そろばん、鍋、はたきなど手探りで商品をそろえた」という。工場生産のおにぎりなど「売れるはずがない」といわれた分野を次々に開拓。品質と「どうすれば生活が便利になるか」という観点を常に重視してきたと述べた。

 2001年の銀行設立と店舗へのATM導入もその一つ。銀行窓口の営業時間が短く、多くの人が預金の引き出しなどに不便を感じていたことに着目した。費用削減のため、通帳取り扱い機能を省略するなどした結果、1台800万円の機体費を200万円に圧縮し、採算のめどをつけた。

 経営には5年、10年先を見据えることが重要だと指摘。世の中が求める「ニーズ」の変化を忠実に見ることにより、自分たちの役割を見いだしてほしいと呼び掛けた。39社92人が参加した。

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