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公文書は歴史作るもの 日本記者クラブ 福田康夫元首相が講演

 日本記者クラブは6月1日、公文書管理の研究会をプレスセンターホールで開いた。首相在任時に公文書管理法制定を主導した福田康夫氏が講演した。財務省の決裁済み文書改ざんなどで官庁の信頼が揺らぐ現状について「公文書は『日本の歴史を作るもの』という意識を公務員一人一人に持ってもらいたい」と語った。

 福田氏は公文書の重みを石垣に例え「記録を残すことは日本の歴史を積み上げることだ」と説いた。公務員はメモや文書が「公のもの」という意識を持ってほしいと述べ、入省後の研修強化を提案した。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題を受け、立憲民主党など野党5党派は5月17日、決裁後の変更禁止と罰則を盛り込んだ公文書管理法改正案を国会に提出した。この動きについて福田氏は、公務員が罰則を恐れ「文書を作らなくなる可能性もある」と指摘。むしろ、事実を記録として残す意識付けの徹底が重要だと述べた。

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