2月12日付 多様な生き方を応援

十勝毎日「とかち 新・働く考」

 右肩上がりの経済が終わり、人々の価値観や仕事への意識が多様化する中、十勝の「働く」を取り巻く現状や課題を伝える年間キャンペーン。第1弾はプロローグとして1月3日付から計6回、既存の枠を超えて生きる人々を通じ、働くことの意味を問い掛けた。スタートに当たり、フェイスブックのページを開設。編集後記として記者が取材の様子や感想を紹介している。

 農業の傍ら、農閑期は居酒屋、工事現場でアルバイトをして妻と子供2人を養う33歳の男性。2006年春に就農して7年。農業収入だけでは食べていけないが、「食を通して周りの人を元気にできる」農業への情熱は冷めない。居酒屋は「消費者に触れ合える」、工事現場は「仲間とのチームワークを大事にできる」と前向きに捉える。

 14年にわたる小学校での教職生活にピリオドを打ち、北海道幕別町にNPO法人の総合型地域スポーツクラブを設立した男性。クラブマネジャーとして全体を統括。旧教員住宅を拠点に小・中学生のサッカーチームや軽スポーツサークルなどの運営に奔走する。記者はフェイスブックの編集後記で「志や理想を持ちチャレンジする人、多様な考えや生き方の人を受け入れ、その可能性を応援できる地域でありたい」とつづる。

 政経、社会、地方各部の記者計5人が担当する。金谷信編集デスク統括は「いきいき働くことは地域の活性化につながる。連載を通じて十勝を元気にしたい」と話す。フェイスブックを通じて十勝以外の人々にも発信することで、働き方や生き方を見つめ直すきっかけになればとの思いも。若者、女性、高齢者といったテーマをさまざまな切り口で展開していく。

 今月下旬に始まる第2弾は、若者を取り巻く現状や、彼らの仕事観などを描く。(菅)

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