6月11日付 揺れる女性の心に迫る

徳島「青い鳥探して」 

 手に入れることができれば、幸せになれるかもしれない。結婚、出産、仕事……。そんな「青い鳥」を探し求める女性にスポットを当てた連載が、1月から始まった。27、28、30歳の独身女性記者で構成する取材班が、人生の分岐点で揺れる女性の心に迫る。

 結婚だけが全てではない時代。それでも多くの女性にとって「結婚は憧れのイベント」(読者の反響文より)だ。第1部は「結婚」をめぐるさまざまなエピソードを取り上げた。「30歳のリミット」に焦りを募らせる女性(28)、「自分のライフスタイルを変えずに結婚できる人」という条件付きの結婚願望を持つキャリアウーマン(43)などの胸中をつづった。

 男女の出会いの場として注目を集める婚活パーティー。記者が潜入取材し、女性参加者の視点から模様を伝えた。ルポは「パーティーは短期決戦、第一印象が大事。話術でも笑顔でも自分なりの『武器』を身に付ける努力が必要かもしれない」と結ぶ。

 第2部のテーマは「妊娠・出産」。初回は、初めての立ち会い出産に臨む夫婦に密着し、その様子をリポートした。反響は大きく、出産の感動を思い出したという感想とともに、自身の体験を長文で記した手紙や電子メールが多数寄せられた。感想のメールをきっかけに、流産を経験した女性を取材。今も続く苦しみを伝えた。切迫早産、無痛分娩、不妊治療についても紹介した。

 デスクを担当する谷野圭助社会部副部長は、「人前で語りたくないだろう流産や不妊の記事にも、多くの反響があり、悩んでいる人がこれほど多いことに驚いた。反響には、同じ境遇にある読者の悩みや思いの丈があふれている」と話す。今後は「仕事」をテーマに、育児休業から復職した女性に取材し、女性視点から見た職場の矛盾などについて考える。(福)

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