10月 1日付 行政区域超えた連携促す

釧路「つなぐ~個性あふれる13市町村」

 釧路・根室を両地域の連携で、より安全で魅力に富む地域にしていきたい―そうした願いを込めた年間キャンペーンだ。「道内でも珍しい手つかずのまま残る豊かな自然や、冷涼な気候の下で基幹産業の水産や酪農が育んだ味覚を売り込むなら、行政区域を超えて取り組む必要があることを伝えたい」と郷裕策報道部長は強調する。

 プロローグとして、1月3日付から3回にわたり、地域を超えて発足した団体のトップらへのインタビューを掲載した。その一つ、「KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク」は、水産加工や乳製品製造業者などが参加する。商品ブランド化を推進し、魅力についての情報発信力の向上を目指している。

 同ネットワークは8月13日から5日間、香港とバンコクの市場を視察した。釧路は記者が同行し、同26日付から計5回にわたり視察報告を紙面で展開した。釧路・根室の食をいかに大消費地に売り込むか、両地域一体でいかにアジアへの商圏を拡大していくかを探った。

 これに先立ち同13日付から計5回、「東南アジア輸出と釧根」と題し、水産物を中心に東南・東アジアへの輸出を目指す動きを紹介。根室市アジア圏輸出促進協議会は冷凍サンマのベトナム輸出に実績を上げ、他国への販路拡大も狙っている。釧路地域も水産協会と物産協会が販路開拓へ乗り出した。同時に、道東の流通拠点である釧路港の役割がクローズアップされている。

 テーマを選び、担当記者を決めているという。郷氏は「取材される側がどこまで連携の必要性を理解しているか。記者には取材先と議論しながら進めるようアドバイスしている」と話した。今後は、市町村行政をテーマに据え、これまでの釧路管内での広域行政にとどまらない釧路・根室両管内自治体の連携の必要性を訴えていく。(菅)

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