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イラク現地における自衛隊の情報提供に関する申し入れ

平成16年1月23日

内閣官房長官
福田康夫 殿

社団法人日本新聞協会
編集委員会
社団法人日本民間放送連盟
報道委員会

イラクに派遣された陸上自衛隊先遣隊の取材、報道に関しては、先に防衛記者会加盟社社会部長会、同政治部長会から適切な情報提供を行うよう防衛庁に申し入れております。また在京外信部長会も現地での取材状況を強く懸念しております。しかし、状況に改善は見られず、日本新聞協会、日本民間放送連盟の総意として改めて緊急の申し入れを行います。

先遣隊は1月20日未明(日本時間)サマワ入りしましたが、当日、現地では海外メディアを含む約100人の報道関係者が集まり、取材の過程でもみ合いになるなど混乱が生じました。また宿営地前での多数の張り込みなどで、このまま放置すれば報道関係者ならびに自衛隊関係者がテロの標的になったり、報道関係者がテロリストと誤認され、狙撃の対象になるなど、深刻な事態に直面しかねません。

こうした混乱は再三の申し入れにもかかわらず、防衛庁側が適切な情報提供を行っていないことが大きな原因と考えられます。政府には、以上の状況を真剣に考え、現地での定期的なブリーフィングを設定するなど、適切な情報提供・取材のルールが確立されるよう必要な措置を取られることを強く要望いたします。

なお、新聞協会および日本民間放送連盟の加盟社は、今回の混乱を機に「危険や混乱を招くような取材は行わない」ことを申し合わせました。この点も申し添えます。

以上

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