■ 掲載量は前年同月比で4.1%の減少。
2015年6月度の新聞広告量は、前年同月比で4.1%減少しました。10か月連続の減少となりました。
全国紙が3.6%減、ブロック紙が5.1%減、地方紙が5.0%減、スポーツ紙が1.0%減となりました。
広告掲載率は32.2%で前年より0.2%減少しました。
全グループ合計で、カラー広告は4.7%減、全面広告は8.1%減、見開き広告は19.6%減、案内広告は4.0%減でした。
■「自動車・関連品」「化粧品・トイレタリー」「飲料・嗜好品」などが減少。
「精密機器・事務用品」「官公庁・団体」「金融・保険」などが増加。
21業種別では、減少は「自動車・関連品」(24.2%大幅減、2BOX、ワゴン、ミニバン・1BOXなどが減少)、「趣味・スポーツ用品」(18.6%減、ゴルフ用品、オーディオソフト、ゴルフクラブなどが減少)、「化粧品・トイレタリー」(17.8%減、通販系女性用ラインナップ化粧品、シャンプー&リンス・コンディショナー、歯磨などが減少)、「エネルギー・素材・機械」(13.9%減、産業用太陽光発電関連、部品メーカーの企業広告などが減少)、「飲料・嗜好品」(12.7%減、タバコ、通販系美容・栄養ドリンク、乳酸菌飲料などが減少)、「教育・医療サービス・宗教」(9.1%減、病院・医療サービス、大学などが減少)、「家庭用品」(8.6%減、企業広告、殺虫剤などが減少)、「情報・通信」(8.0%減、移動体通信サービス、携帯情報端末、デスクトップパソコンなどが減少)、「交通・レジャー」(5.8%減、旅行代理店、ホテル・旅館、公営レースなどが減少)、「薬品・医療用品」(4.8%減、サポーターなどの医療用品や整腸剤などの医薬品が減少)、「食品」(1.3%減、健康食品会社の企業広告、生めん・乾めん、つゆなどが減少)などの13業種でした。
一方、増加は8業種で、「精密機器・事務用品」(28.6%大幅増、万年筆、腕時計、デジタル一眼レフカメラなどが増加)、「官公庁・団体」(18.4%増、官公庁などが増加)、「金融・保険」(10.9%増、通販系医療保険、通販系ガン保険、株式などが増加)、「家電・AV機器」(5.7%増、オーディオ、エアコン、電気掃除機などが増加)、「外食・各種サービス」(2.4%増、出張買取や宅食サービス、飲食業などが増加)、「ファッション・アクセサリー」(0.6%増、カジュアルウェア、機能性肌着などが増加)などでした。
2015年7月29日 株式会社電通 電通総研