〈広告出稿の意図・ねらい〉
「コク」と「キレ」に二分されているビール市場に、両方の良さを兼ね備えた「コクキレ」という新たな価値を提案する新商品「アサヒ ザ・ドリーム」が2016年3月23日に発売されました。成熟したビール市場において、発売のタイミングで、どうやってターゲットとするビール好き層の売り上げを一気に上げるかが課題でした。そのため「ビール好きたちを驚かせよう」をコンセプトに、各メディアの特性にあわせてコミュニケーション活動を展開し、商品と広告そのものが話題になるよう仕掛けました。新聞は全国の各紙に5パターンの異なるビジュアルで掲載しました。
〈広告の内容・コンセプト〉
発売前のティザー広告(3月19日付)と発売日の告知広告(23日付)を、いまや日本から海外へと飛び出し大活躍しているラグビーの五郎丸歩選手をメーンキャラクターに据えて全15段で展開しました。ティザー広告は、目を見張るほど激しくも美しい五郎丸選手のプレースキックのシーンを切り取り、「ビールの新しい時代を切り拓く」という商品に込めた思いと商品最大の特長である「究極のコクキレ」を訴求しました。発売日の告知広告では、迫力のあるキックとトライのシーンなどを激しく、美しく表現しました。
〈広告掲載後の反響〉
ビールの新しい流れを切り開きたいというアサヒビールの意思を、新聞の媒体特性を生かしてしっかりとターゲットに訴求できたうえ、5パターンでの広告展開が話題となり、ビール好き以外の層にもメッセージを届けることができました。他の媒体では、4タイプのテレビCMをオンエアしたほか、屋外広告では発売直前に五郎丸選手がラグビーボールをキックしている大型垂れ幕を全国各地に掲出しました。キックした先に巨大ラグビーボールを置くことで、SNSで大きな話題となりました。その結果、ビール新商品としては異例の初回出荷87万箱を達成しました。商品に関するツイート数も14万7000件(フォロワーを含めると延べリーチ数3700万人)となり、大きな反響がありました。
広告主 |
アサヒビール |
企画 |
たき工房 |
掲載紙 |
朝日、毎日、読売、日経、産経など60紙 |
制作 |
たき工房 |
掲載日 |
2016/3/19、23 |
扱い |
電通 |
スペース/回数/色 |
全15段×2回(3/23は5パターン)/カラー |
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