〈広告出稿の意図・ねらい〉
熊本地震から約半年という節目に、キリンビールがグループ全体で復興支援に取り組む姿勢を発信しました。2016年5月に地域名を商品に銘し、地域・数量限定で発売した「47都道府県の一番搾り」のひとつ「一番搾り 熊本づくり」を、商品の売り上げ1本につき10円を熊本地震の被災地復興支援策に活用するというコンセプトで10月12日、全国販売しました。「一番搾り 熊本づくり」と、売り上げ1本につき1円を復興支援に向ける「47都道府県の一番搾り」を飲むことにより、日本全体で震災復興に応援しているというメッセージを熊本県民に伝えるとともに、復興に前向きに取り組んでいる熊本の「がまだしもん(=頑張りもの)」の笑顔の写真を全国に発信しました。地元紙・熊本日日と朝日、読売、産経の全国紙3紙の連携で発信力を高め、熊本地震の風化を防ぐことを狙いました。
〈広告の内容・コンセプト〉
熊本県民の笑顔と熊本の象徴を重ねたビジュアルによる地元からのメッセージ発信をコンセプトとしました。特製のパノラマ6(三連版の三つ折り紙面)の扉面は「熊本もんは、みんな、がまだしもん!」のコピーとともに、熊本城の写真を合わせており、それを広げると「ひとつになって、前に進む力を持っている!」のコピーとともに、県民に敬愛されている戦国武将・加藤清正公像の写真と併せた紙面を制作。各面のクリエーティブをつなぎ合わせるとひとつのコピーになる紙面構成となっています。「一番搾り 熊本づくり」の商品コンセプトを作り上げるため、地元で実施したワークショップ内で出てきたキーワードからコピーを紡ぐとともに、熊本日日のイベントやSNSで顔写真を募集したところ、約1,500名の熊本県民・熊本に関わる人たちの協力を得ることができました。
〈広告掲載後の反響〉
新聞広告を掲載した当日からSNSで広く拡散するとともに、各新聞社へ紙面を入手したいとの問い合わせが相次ぎました。広告を評価する声だけでなく、「感動して泣いている」「熊本づくりを飲んで、復興応援をしよう!」といった反響が多数寄せられ、広告主から「多くの方々に復興応援の意図を理解してもらい、広く共感を得ていることが可視化された」との評価を得ることができました。
広告主 |
キリンビール |
企画 |
博報堂DYメディアパートナーズ |
掲載紙 |
朝日、読売、産経、熊本日日 |
制作 |
both inc. |
掲載日 |
2016/10/15 |
扱い |
博報堂DYメディアパートナーズ |
スペース/回数/色 |
パノラマ6ページ/カラー |
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