北海道・西日本の被災地へ 岩手県民298人で紡いだ「雨ニモマケズ」
盛岡商工会議所など協賛160社
<広告の狙い・内容>
2018年に発生した西日本豪雨・北海道地震の被災地へ、岩手から応援メッセージを届ける広告です。東日本大震災での支援への感謝を込めて、10月20日の新聞広告の日に合わせて企画しました。
岩手の詩人・宮沢賢治が遺した「雨ニモマケズ」。その文章を1文字ずつ、岩手県民298人の手書き文字で紡ぎ、それぞれからのメッセージも加えて紙面を構成しました。
自らの名誉や個人的利益を求めずに、人に寄り添い、人の力になっていくこと、自分が強くなろう、ひたむきに生きていこう、という「雨ニモマケズ」に込められた願いに、震災を経験した岩手の人々の「あの時に想いを寄せてくれた全国の方々の力になりたい。自分ができること、すべきことをしていきたい」という気持ちを重ねました。
各被災地の地元紙である北海道新聞、山陽新聞、中国新聞、愛媛新聞に折り込んだ紙面は、それぞれの地域に合わせてメッセージやコピー、デザインを変えて版替えました。また、行政や社会福祉協議会などを通じて、避難所や仮設住宅へも届けました。特設サイトで全紙面を公開し、希望者には無料で送りました(送料・手数料別途)。SNSによる情報発信も併せて展開しました。
<反響・効果>
愛媛新聞は、記事で取り上げるとともに、販売所に紙面を張り出してくれました。愛媛県西予市の方から、「県民298人の方に紡いでいただいた一文字一文字、一文一文かみしめるように拝読し、胸に響く優しさとぬくもりに目頭が熱くなりました」という投稿があり、岩手日報紙面にも掲載しました。
東京都練馬区の中学校からは、生徒に紹介したいとの連絡がありました。
SNSでは「一文字一文字に込められた想いは、紙面から遠いどこかのだれかに温もりを届ける」「素敵なメッセージをありがとうございます」「今朝の岩手日報。雨ニモマケズの全文。涙が出ます」「離れている人たちからの言葉で沢山の勇気と希望をもらいました」「粋なことしやがる」「北海道の皆様へバージョン。大変嬉しかったので、すぐ頼んだのですが本日発送されたみたいです。届くの楽しみ」などの反応がありました。
広告主 |
盛岡商工会議所など協賛160社 |
企画 |
岩手日報社、電通 |
掲載紙 |
岩手日報、折り込み=北海道、山陽、中国、愛媛 |
制作 |
横尾美杉(フリー)、電通 |
掲載日 |
2018/10/20 |
扱い |
オープン |
スペース/回数/色 |
別刷り二連版全30段×2/カラー |
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