<広告の狙い・内容>
JR北海道が厳しい経営状況を理由に「自社単独で維持することが困難な路線」として発表した区間の一つ「根室本線花咲線(釧路駅~根室駅)」。その維持存続に向けた取り組みを伝える新聞広告です。
花咲線は、通学や通院など沿線地域住民には欠かせない公共交通であり、広域観光周遊ルートの形成にも重要な路線です。花咲線沿線の持つ「絶景」と「食」の魅力をアピールするために、観光路線としての価値を高めながらプロモーションを展開することにより、利用客増加に繋げ維持存続を目指すプロジェクトをスタートさせました。
沿線住民に対してプロジェクトのスタートをお知らせすると同時に、花咲線の持つ魅力と価値を再認識してもらうため、地元新聞でステートメント広告を掲載しました。インナーモチベーションを高めるとともに、旅行客の受け入れ態勢の整備・強化を促し、花咲線自体の魅力を底上げすることを狙っています。
<反響・効果>
花咲線の沿線住民を中心とした読者から好意的な反響が多数寄せられました。根室市内の宿泊事業者の中には、掲載された新聞広告をポスターとして活用し、観光客へ花咲線をPRするなど、路線維持存続に向けた取り組みの裾野が広がりました。
また、新聞広告を見た方の好意的なメッセージがSNSで全国に拡散されたほか、新聞広告で誘導を図った「地球探索鉄道花咲線」ウェブサイト(
https://www.hanasaki-line.com)にも多くの方が訪れました。効果的な情報発信により、このプロジェクトがメディアに取り上げられることも増え、花咲線の認知度向上に効果をもたらしました。
さらに、このプロジェクトのスタートを告げる新聞広告を契機に、沿線自治体やJR北海道との連携がさらに強化されたことも大きな効果の一つです。