狭山事件の再審を求める意見広告
狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会、協賛21団体
<広告の狙い・内容>
1963年5月に埼玉県狭山市で女子高生が殺害された「狭山事件」の発生から56年が経過しようとしています。狭山事件の再審請求をしている石川一雄さんの弁護団は、有力証拠とされる「万年筆」をはじめとする証拠物に多くの疑惑があるとして、狭山事件のすべての証拠の開示、証人尋問・事実調べ、裁判のやり直しを求めてきました。2010年にはじめて検察側の証拠が開示されて以降、弁護団はそれをもとに石川さんが犯人ではないことを証明する新証拠を提出しており、石川さんを犯人=有罪とする確定判決は完全に崩れていると考えます。しかし、この40年間の再審請求で一度も事実調べが行われていません。19年5月23日に開催する集会にあわせて、石川さんの無実を示す新証拠の存在や、80歳になった現在も石川さん自身が無実を訴え続けている事実を広く世論に訴える意見広告を出稿することで、公正な裁判の実現にむけて大きな後押しをすることを目的としました。
<反響・効果>
意見広告の掲載費用を捻出するために、関東甲信越地方の支援者を中心にカンパ活動を展開しました。カンパ活動の取り組み自体が、狭山事件について世論を喚起するとともに、支援活動の士気高揚をもたらしました。
広告掲載後は、広告主体である実行委員会事務局あてに、狭山事件を知る方、事件当時の頃を記憶している方、支援活動への協力を申し出る方など、多くの人から激励の電話や書面が届きました。読者が広告への感想をわざわざ連絡してくれる確率を想像すると、新聞の意見広告の効果の大きさを実感しています。
広告主 |
狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会、協賛21団体 |
企画 |
朝日エージェンシー |
掲載紙 |
朝日 |
制作 |
解放出版社 |
掲載日 |
2019/5/23 |
扱い |
朝日エージェンシー |
スペース/回数/色 |
全15段/カラー |
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