新聞広告賞2020広告主部門・新聞広告賞(第40回)

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西武・そごう わたしは、私。 「さ、ひっくり返そう。」

そごう・西武

<広告の狙い・内容>
そごう・西武では過去3年、「わたしは、私。」というメッセージを発信しています。それは、私たちが目指す、理想のライフスタイルです。生き方すべてにおいて、周囲からのさまざまな制約にとらわれてしまうのではなく、あなたらしくいてくださいというメッセージです。4年目となる2020年は、年頭にあたって「さ、ひっくり返そう。」というメッセージを発信しました。11行のコピーを上下ひっくり返して下から順に読むと、「絶体絶命」の状況から「大逆転」へ意味が変わる広告になっています。
さまざまな制約の下で、自身の力では変えられない逆境に置かれている方もいらっしゃると思います。こうした逆境に立たされても前向きに生きる象徴的なお客さま像を「わたし」として、今回の広告の主人公としています。私たちは、そうした逆境に負けずに、自分らしさを追求するすべての方々を応援していきたいと考えています。また同時に、逆風下にあるといわれる百貨店業界で働く私たち自身も、ひるむことなく前向きに新しい戦略を進めていきたい。そんな意味も込めています。

<反響・効果>
年始からSNSの中だけでなく、店頭にもお客さまから「勇気づけられた」「鳥肌が立った」といったポジティブな声が寄せられました。中学校の先生からは「受験生の背中を押すメッセージとして生徒たちに紹介したい」という声もいただきました。
情報化が進み価値観も多様化し、新聞をはじめとしたマスメディアの広告の影響力が弱くなっているといわれています。一方で、インターネットのターゲティング広告が主流となった今だからこそ、一度に多くの方の目に触れる正月広告は、企業の姿勢を示す貴重な場とも考えられます。常に何か面白いものを発信するという西武百貨店時代からのDNAは、今もわれわれの中にあります。時流を読み、工夫を凝らせばまだまだ人の心を動かせる。毎年続ければハードルもどんどん高くなりますが、今後も皆さんをあっと驚かせるような発信をしたいと考えています。
広告主 そごう・西武 企画 フロンテッジ
掲載紙 朝日、日経、秋田魁、北國、福井、中国 制作 フロンテッジ
掲載日 2020/1/1 扱い フロンテッジ
スペース/回数/色 全15段/カラー