語りかける25年の「ことば」 過去から未来へ
未来へつなぐ「コトノハ」 兵庫・神戸から
協賛34社
<広告の狙い・内容>
阪神・淡路大震災から25年がたち、経験と教訓を次世代へ継承することが課題となっています。震災があった1995年から2019年までの25年間に神戸新聞の記事に出てきた震災に関する「ことば」の回数を数え、可視化することで、若い世代に震災後のあゆみをたどり、地域の未来像を描いてもらおうと企画しました。広告制作にあたっては、兵庫県立大学のデータサイエンス専門家と連携し、膨大なデータから有益な情報を取り出す「テキストマイニング」の手法を活用。神戸新聞に震災以降掲載された記事135万本を対象に分析しました。AI(人工知能)の一つである機械学習を使い、ことばのイメージ判定も試みています。この企画に対し、趣旨に賛同する県内企業34社から協賛を得ました。高校生にも教材として活用いただく観点から兵庫県教育委員会の助言を受けて1月17日に紙面化し、電子版、SNSで取り組みを発信しました。さらにシリーズ企画として、1月17日の掲載紙面を起点に、高校生が未来の「ことば」について考える企画を実施。集まった「ことば」でバトンパスのイメージ画を描き、兵庫・神戸から発信するメッセージとして、東日本大震災から9年となる3月11日に掲載しました。
<反響・効果>
1月17日に掲載された紙面をもとに、兵庫県内の高校で震災・防災学習に活用いただきました。兵庫県教育委員会のアドバイスを受けて神戸新聞社が作成した授業用のワークシートを各高校に提供。阪神・淡路大震災の被災地から今後、どのような「ことば」(コトノハ)が発信されていくか高校生に想像してもらいました。災害の次世代継承に取り組む大学生グループにも呼び掛け、県内の高校生、大学生から「未来のコトノハ」が540件集まりました。
一連の取り組みは、災害の新たな情報発信手法として注目を集め、西日本新聞社から取材を受け、2月23日付の同紙朝刊で紹介いただきました。
広告主 |
協賛34社 |
企画 |
神戸新聞社 |
掲載紙 |
神戸 |
制作 |
遊心企画 |
掲載日 |
2020/1/17、3/11 |
扱い |
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スペース/回数/色 |
二連版全30段/カラー(1/17)、全5段/モノクロ(3/11) |
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