3月11日を、大切な人を想い、大切な人と話す日に。
さいとう製菓ほか協賛216社
<広告の狙い・内容>
東日本大震災が起きた日を、記憶の風化を防止して悲しみと後悔を繰り返さないように当日を県民の日とすることを目指して2018年3月11日からスタートした「3月11日を大切な人を想う日に」のシリーズ企画。今回は、東日本大震災犠牲者の最後の言葉を遺族に取材して掲載した。「まあ、よかったな」「うん、おいしい」などの日常の言葉が最後の言葉になったことから、「わたしたちは明日何が起こるか知ることはできず、だから掲載した今日3月11日に大切な人と話してほしい」と訴えた。その上で、この日を大切な人を想う日に、と署名活動につなげた。また、中面では地震発生後の最後の言葉に、4年連続での使用となる詩「最後だとわかっていたなら」を重ねた。紙面に加え、署名に添えて寄せられた手紙と紙面パネルなどをを中心に展示した手紙展を津波伝承施設で開催。さらにテレビCM、ウェブ、SNSを連動させた。
<反響・効果>
署名数は2020年3月下旬で2万3千人となった。掲載後、遺族からの手紙が届いたほか、「岩手日報さんの3.11関連の広告は毎年泣いちゃう」「一言一句全部読んで、そして泣いた」「大切な人を想い、気持ちを伝える日にしたい」「いつその日そのときが来るかわからないけど、自分自身が大切にしていかなければと思う」「これが最後かもしれない。もう会えないかもしれない。だったら明日じゃなくてまた次じゃなくて今伝えたい」「目の前の親や友達など自分の大切な人が当たり前の存在ではなく自分含め明日死んでしまう可能性があることを知った僕たちだからこそ、今日という日は大切な人を思う日にと言えますね。岩手日報さんの素敵な企画だ」など多くの反響があった。動画再生回数は1万回を超え、フェイスブックは約30万リーチ、ツイッターでも多数のリツイートがあった。
広告主 |
さいとう製菓ほか協賛216社 |
企画 |
博報堂、岩手日報社広告事業局 |
掲載紙 |
岩手日報 |
制作 |
博報堂、横尾美杉、岩手日報社広告事業局 |
掲載日 |
2020/3/11 |
扱い |
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スペース/回数/色 |
4ページ/カラー |
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