東日本大震災から10年目、震災の記憶を伝える
「次世代につなぐ震災からの学び」~次世代の子どもたちへ震災の記憶を絵本で伝えるキャンペーン~
福島県、佐洋運輸、こくみん共済coop、ヨークベニマルなど79社
<広告の狙い・内容>
2020年は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から10年を迎える年度でした。あれから10年、影響がいまだに残る福島県内においても震災と事故の記憶は薄れつつありました。そして、多くの子供たちは「10年前に何が起きたのか」を知る機会すら減ってきているのではないかと感じていました。我々は新聞社として古里を担っていく子どもたちに対し“当時、古里に何が起こったのか”“人々は何を学んだのか”を伝えていくためにそこで起きたことを、絵本にして後世に伝える企画を考えました。別刷り特集として発行した内容をそのまま絵本にし、県内すべての小学校、公立図書館に献本。読み聞かせや、原画展、絵本動画などを作成しました。
<反響・効果>
79社という多くの企業・団体に賛同を得ることができました。震災の記憶を伝承していくことの大切さを多くの広告主も考えており、私たちの思いと合致したと言えます。別刷り特集をそのまま絵本にしたインパクトは大きく、教育機関からは「授業で使わせてほしい」「学校新聞で取材させてほしい」、読み聞かせを行う団体からは「自分たちでも作りたかった、読み聞かせに新聞を使いたい」などの声があがり、小学校から高校まで授業でも題材として使われました。特集を絵本化し県内で献本を行っていると県外の福島に思いを寄せる企業・団体の方から声をかけていただき、首都圏の小学校にも絵本を贈る輪は広がっています。タレントや声優の方々がSNSを活用し朗読会なども定期的に行っていただいています。また、広告主の熱意も冷めず、継続企画として現在も進化し、活動しています。
広告主 |
福島県、佐洋運輸、こくみん共済coop、ヨークベニマルなど79社 |
企画 |
福島民報社 |
掲載紙 |
福島民報 |
制作 |
デンヤ・クリエイティブ・ワークス |
掲載日 |
2020/10/20 |
扱い |
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スペース/回数/色 |
別刷り24ページ/カラー |
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