<広告の狙い・内容>
生乳の生産量については、6年ほど前のバター不足などを受けて、増産に取り組んできた効果がここ数年表れているほか、2021年は夏場の気温が低く牛の乳が出やすかったこともあり、増加傾向にありました。一方でコロナ禍において、特に、業務用の牛乳や乳製品の需要が落ち込んでおり、保存性の高い脱脂粉乳やバターの在庫の量は過去最高の水準まで増え、年末年始には、多量の生乳が工場で処理しきれない可能性が懸念されていました。業界では、処理しきれない生乳が発生する事態を避けるため、乳業に対しては、処理工場の最大限のフル操業、酪農家に対しては年末年始の一時的な生乳の出荷抑制の協力を求めたほか、牛乳・乳製品の消費拡大活動や業界内における自主的な消費促進運動など、一丸となって対応を行いました。その一環として、中央酪農会議においては、牛乳となじみの深いお笑い芸人「ミルクボーイ」の漫才を活用した広告活動を通じ、皆様に危機的な状況を知っていただき消費のご協力を促しました。
農作業服を着用したミルクボーイさんが登場し、「オカンが言うには、消費が減って困ってるらしいねん。」「ほな、牛乳飲まなあかんな。」とミルクボーイさんの漫才に登場するおなじみのフレーズを新聞広告上で披露。牛乳の消費を呼びかける2人のやりとりは、ウェブ動画でも同時公開されました。
<反響・効果>
新聞発行後の反響は大きく、Twitter上での「ミルクボーイに言わせる広告、最高にわかりやすい」「広告内容をみて、牛乳を応援したいと思った」「ミルクボーイが言うとスっと腹落ちする」など好意的な反応が多くありました。また、テレビや数多くのウェブメディアでも取り上げられました。
広告主 |
中央酪農会議 |
企画 |
GT.INC、電通クリエーティブX |
掲載紙 |
読売ほか |
制作 |
電通クリエーティブX |
掲載日 |
2021/12/25 |
扱い |
電通 |
スペース/回数/色 |
全15段/モノクロ |
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