新聞広告報778号〈特集事例〉

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フリサケ―そのアスリートの物語を、あなたが変える―

北野建設、中野土建、軽井沢プリンスホテル、タングラム、焼額山スキー場、SURF&SNOW、信越放送、セブン銀行、362件の個人及び団体

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名だたる山々に囲まれた信州は、ウインタースポーツの盛んな地域です。欧州からスキーが伝えられて110年、この間に数々の名選手が生まれ、24年前には冬季五輪も開催されました。信濃毎日新聞は昔から、ウインタースポーツの興隆を大いに支え、紙面の大きな部分を割いて、地域の若者たちの活躍を読者に伝えてきました。
ウインタースポーツは、用具やトレーニング環境の整備、大会遠征や合宿などで多くの費用がかかります。かつては地元企業などが選手たちを支えていましたが、コロナ禍もあり経済成長が鈍化した現在、そうした選手の支援は以前のようにはいかなくなっています。
これまで主として報道の部分で選手にフォーカスしてきた信濃毎日新聞でも、この状況を踏まえて何かできることはないか、とさまざまな部局で話し合われてきました。広告局では、2021年春に新設されたデジタル戦略室を中心にこの課題に向き合い、読者を中心に地域のアスリートを支援するクラウドファンディングのプロジェクトを進めることにしました。
「遠くを仰ぎ見る」の意味がある百人一首の一節「ふりさけみれば」から名付けたサイト名「フリサケ」は、共同通信デジタルとセブン銀行との共同運営で21年11月にスタート。間近に迫った22年冬季北京五輪を目指すスキー競技のアスリート7人を支援対象とし、クラウドファンディングの「返礼品」は、支援者のお名前を新聞紙面に掲載することとしました。
紙面を中心にSNSや県内スキー場でのプロモーションを多角的に展開し、1口1万円の支援を呼びかけたところ、362人が応じてくれました。また、スキー団体などの横のつながりを生かして、普段接点のない県内企業から協賛をいただき、新たなマーケットの獲得もできました。支援を寄せてくれた方々からは「選手に直接、支援ができる場を提供してもらえてよかった」との声が相次ぎ、選手からは「あらためて多くの方から応援されているのが実感できて感動した」との言葉がありました。
「身近な選手のために何かをしたい」との思いは、多くの読者にも共通していました。選手たちの活躍を伝える地元の新聞社が呼びかけることと、デジタルツールの持つ拡散力でその思いが強く響きました。支援したアスリートの中には、北京五輪でメダルを獲得した選手もいました。表彰台に上った時、選手の脳裏にはこれまでの努力とともに、ふるさとの人々のことが浮かんだことでしょう。
広告主 北野建設、中野土建、軽井沢プリンスホテル、タングラム、焼額山スキー場、SURF&SNOW、信越放送、セブン銀行、362件の個人及び団体 企画 共同通信デジタル
掲載紙 信濃毎日 制作 シード、クジラ合同会社
掲載日 2021/11/8、2022/1/20~26 扱い
スペース/回数/色 二連版全30段、全15段×7/カラー