《写真館編》
《校庭編》
<広告出稿の意図・ねらい>
小学校入学のマストアイテムとして国民の認知度が高い学習雑誌『小学一年生』は、2015年4月に90周年を迎えました。創刊号を読んでくれた子ども(15年で96歳)でご存命の方はいらっしゃるのか? そして、その方の子ども、孫、曾孫(15年4月に新入学一年生)へと『小学一年生』を読み継いでくれている4世代家族はいらっしゃらないだろうか? いらっしゃるならぜひお会いしたい。そんな想いで全国を探しました。
<広告の内容>
結果、岐阜県在住の小木曽さんご一家にご登場いただいたわけですが、ひいおばあちゃんの智恵さんは、お父さんが尋常小学校の校長先生だったという教育一家の生まれで、実際に『小学一年生』創刊号の読者であり、ご家族代々が『小学一年生』の愛読者だったという事実を発見しました。実際にお会いして制作スタッフ全員が改めて『小学一年生』の歴史と存在の大きさを認識させられました。こんな素敵なご家族を見つけることができた奇跡、会えた喜び、感謝を広告にするのに多くの言葉(コピー)は要りませんでした。
<広告掲載後の反響>
当然ながら、「この家族をよく見つけてきたね」という感想もありましたが、「自分が小学一年生だった当時の思い出がよみがえった」「いまも『小学一年生』が続いているのを知って嬉しくなった」等の感想も多く、かつて小学一年生を経験したすべての大人達に『小学一年生』を再認識してもらうことができました。おかげさまで新入学一年生が104万人という中、『小学一年生』4月号は実売31.8万部と大成功を収めました。
先の大戦時、紙はおろか今日の食事の困る日々の中ですら、なんとか出版を続け90年もの間、その火を絶やさなかった先達の苦労に想いをはせるとき、同社の社員全員が「これからも良い本を出していく」という出版人としての想いを強くするCI広告にもなりました。
広告主 |
小学館 |
企画 |
博報堂 |
掲載紙 |
《写真館編》朝日、毎日、《校庭編》読売、日経、産経 |
制作 |
博報堂、博報堂プロダクツ、MAQ |
掲載日 |
2015/4/1、2 |
扱い |
博報堂、電通、昭通 |
スペース/回数/色 |
全15段(2パターン)/カラー、モノクロ |
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