毎日グリーンプロジェクト ~毎日をグリーンに~(みどりの日企画)
キリンビール、日本公園緑地協会
グリーンニュースペーパー(表)
グリーンニュースペーパー(裏)
2015/5/4
<広告出稿の意図・ねらい>
毎日新聞では1993年から「みどりの日」に自然や環境のことを考えるきっかけとして、普段は青色の題字を緑色へ変えてきました。また2014年には新聞本紙を緑色の紙で包むラッピング新聞を東京セット版朝刊エリアで展開し、環境保全に対するメッセージを発信してきました。15年度はその取り組みをさらに進化させ、情報の受け手である読者が『触れる、読む→感じる、考える→行動する』まで実行できるような企画とすべく、3つの要素で展開することとしました。
企画内容としては、①毎日新聞本紙を緑色の紙で包んだ「ラッピング新聞」のエリア拡大(東京、大阪、西部本社版朝刊)、②青色を基調したニュースサイト毎日新聞のデザインの「みどりの日」1日限定の緑色化、③「みどりの日」の環境イベントの実施など、編集・事業・広告などの新聞社が有する機能をフルに活用し、それぞれの特性を生かした展開を実施。イベント会場では、5種類の種がすき込まれた特殊な紙(古紙100%のハンドメードペーパー)を使って印刷した、植物が成長して緑になる新聞「グリーンニュースペーパー」を1500部配布。「読んだ後、土に植えると緑が生まれる」という、今までにない新しい媒体も活用し、「みどり」の大切さを、より広く深く訴求することを目的としました。
<広告の内容>
新聞本紙でのラッピングでは世界遺産登録を目指す奄美大島について、日本古来の自然の姿を残す同島に自生するガジュマルの木々の写真とともに紹介。同様の記事を掲載する当日のニュースサイトも、緑色を基調としたデザインに変え、また、ツイッター、インスタグラムなどのSNSを活用した情報発信で幅広い層へ訴求しました。
また、同日に環境イベントを実施。会場では、プラントハンター・西畠清順氏のトークショーや緑の野菜を使った親子料理教室など、緑を身近に感じることができるアクティビティーを展開しました。また、ムシトリナデシコ、ヒナゲシ、キンギョソウなどのワイルドフラワーの種をすきこんだ特殊な紙で印刷した「グリーンニュースペーパー」を発行、来場者に無料で配布しました。グリーンニュースペーパーには、識者インタビューなど環境に関する記事を掲載。来場者には記事を読んでもらった後、ちぎって植木鉢に入れる植栽を体験してもらいました。そこから育った苗は、都内の小学校や東北の公園などに移植します。
<広告掲載後の反響>
本企画はキリンビール、日本公園緑地協会の協賛を得ました。キリンビールはラッピング新聞、ニュースサイト、イベントにて配布したグリーンニュースペーパーに、緑を基調とした「淡麗グリーンラベル」の広告を掲載。日本公園緑地協会は、ラッピング新聞と紙面にて公園における身近な緑についての企画広告を展開。新聞、ウェブ、イベントを通じて「ココロもカラダも心地いい」をテーマにした同ブランドのリニューアルのアピールに成功しました。
本企画の取り組みについては、情報バラエティー番組『アッコにおまかせ』・情報番組『あさチャン』(TBS)、報道番組『インサイドアウト』(BS11)にて紹介されました。さらにツイッターなどのSNSでは購読者はもちろん、購読者以外からもこの取り組みについての感想がアップされるなど幅広い層で話題を喚起できました。
広告主 |
キリンビール、日本公園緑地協会 |
企画 |
電通 |
掲載紙 |
毎日東京 |
制作 |
電通 |
掲載日 |
2015/5/4 |
扱い |
電通 |
スペース/回数/色 |
ラッピング(全15段×2、全3段)、全15段、TV面全3段、一面題字下雑報、大型突き出し、別刷り/カラー |
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