文字の輪郭線の形状を曲線を表現する数式で表現したフォント。
PSフォントを数式化したアウトラインフォントに変換すること。フォントが画像データになるため、文字化けがなくなるメリットがあるが、容量は大きくなり、文字が太くなる傾向もある。フォント発売メーカーによってはアウトライン化されることを嫌い、プロテクトをかけていることがある。出力先でこの書体のフォントを持っていない時にアウトライン化して渡す。
正確な角度とハーフトーンスクリーン線数を、特定の高解像度出力機に反映できるフォトショップの設定項目。
アドビシステムズ社の電子ドキュメントのシステム。アクロバットリーダー(Acrobat Reader)、アクロバットプロ(Acrobat Pro)、アクロバットスタンダード(Acrobat Standard)などのソフトウエアから構成され、PDF(Portable Document Format)と呼ばれるファイル形式を利用する。PDFはプラットホームに依存せず、レイアウトの再現性が高いことが特徴。広告原稿のプリフライトチェックも使用されている。
レイアウト位置を相対的な座標値として示すための基準となる点。
ピクセルデータにおいてエッジに発生するジャギーを軽減するため、エッジと背景を融合して滑らかにする処理機能。
アートボードは、印刷可能なアートワークを含む領域を表します。PDF原稿制作上時は、原稿の境界とアートボードサイズを同一にしておきます。→関連:バウンディングボックス
アドビシステムズ社の文字入力、作図、レイアウトまでこなすドロー系のDTPソフト。
液状のインキを噴出させる方式のプリンターで、比較的安価で、高精細な印刷結果が得られることから一般家庭に広く普及している。新聞社では、ハイエンドDDCPの代わりに大判インクジェットプリンターを、カラーマネジメント用プルーフに使用する例が多い。
アドビシステムズ社のDTPレイアウトソフト。豊富なカスタマイズ機能を持ち、ベジェ曲線の編集も可能。
ネットワークの種類の一つ。元々、毎秒10メガビットタイプのネットワーク規格名称だったが、現在はFast Ethernet/Gigabit Ethernetを含んだ総称としての意味合いが強まっている。Gigabit Ethernetとは1Gbpsの通信を可能にする。最長距離はスピードによって変動し、主に社内ネットワークに用いられる。
DTPレイアウトソフト「クォークエクスプレス」の機能を拡張するためのソフトウエアで、文字つめ機能などさまざまな製品が市販されている。
EPSなどのデータ上の図形は画像のように見えているが実際は点と線と関数の情報データをもった素材でしかない。これら一つひとつのパーツがオブジェクトである。特に加工処理対象として選択したパーツ画像のみを指してオブジェクトと呼ぶ場合もある。
アドビシステムズとマイクロソフトが共同開発したフォント形式。ポストスクリプトフォントとトゥルータイプフォントを統合した形式で、互換性に優れている。
マイクロソフト社とアドビシステムズ社が共同で開発したフォントフォーマット。文字の数の多さによってStd(Standard)書体とPro書体に分けられることもある。基本的には、Pro書体の方が文字は多い。オープンタイプフォントのフォント情報には、トゥルータイプフォント形式もしくはPSフォント形式をフォント情報として使用することができる。
画像データの容量を電子的に小さくすること。元のファイルを完全に再現できない非可逆圧縮と再現可能な可逆圧縮がある。可逆圧縮は、プログラムやデータなど、完全に同じものを復元するときに用いられるが、圧縮率はよくない。非可逆圧縮は、動画や音声など、圧縮展開後のある程度のクオリティー低下を犠牲にしてもサイズを減少したい場合に用いられる。原稿のデジタル送稿の場合は可逆圧縮が推奨される。
求人、不動産売買・賃借、映画・演劇、学校など、さまざまな情報を告知する小型広告。案内欄と呼ばれる特別な場所にまとめて掲載される。
カラー製版時のモアレを防ぐために、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各版の網点につける角度のこと。
カラーの写真などをCMYK、または特色ごとに分けること。2色以上のインキを使う新聞カラー印刷においては、使用するインキの数(通常CMYK〈シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック〉、または特色)だけフィルムまたは刷版を使用する。
光の色を絶対温度の単位であるK(ケルビン)で表して、数値化する方法。色温度が低いときはオレンジ色で、高くなるにつれ、黄色っぽい白から青みがかった白へ変化する。写真やテレビ、パソコンのモニターなどでは正確な色の再現のための重要なポイントとなる。
「赤」や「黄色」といった言葉による色の表現では、広告主や広告原稿制作者が意図した色で印刷物を作ることは難しい。そのため、原稿制作や印刷を行う時には参考となるサンプルを用いる。これを色見本という。原稿制作時であればカラーチップや過去の印刷物、印刷時であれば校正刷りやカラープリンターでの印刷物を色見本として使うことが多い。
レイアウト作成時、画像の位置や大きさを確認するための低解像度データ。最終データとしては高解像度の実画像データを使用する。