受賞スピーチ

「地域密着と社会問題の究明両立」

受賞スピーチ

高知新聞社・池一宏氏

高知新聞社・池一宏氏が11月17日、新聞協会賞贈賞式で受賞スピーチをしました。「高知県は高値で取引されるシラスウナギの好漁場として知られるが、密漁や闇取引が付きまとい、内情は謎に包まれていた。関係者は「(取材は)やめておけ。刺されるぞ」と言って口を閉ざした。足掛け5年にわたり取材を続け、暴力団が取引に介入するようになった経緯や流通網を明らかにした。地方紙としてローカリズムと、社会問題を究明するジャーナリズムの両立を果たせた」と語りました。

<受賞者>

池一宏(いけ・かずひろ)氏

高知新聞社
編集局報道部長
「連載企画『追跡・白いダイヤ~高知の現場から~』」の取材班代表として、2021年度新聞協会賞を受賞。

(2022年1月14日)