受賞作品紹介

教員間のいじめ問題 多角的に検証

【新聞協会賞 ニュース部門】神戸新聞社・井上駿氏(取材班代表)
教員間暴力のスクープと神戸の教育を巡る一連の報道

日本新聞協会は10月7日、2020年度の新聞協会賞を神戸新聞社の井上駿氏(取材班代表)らに贈ると発表しました。

神戸新聞社は、神戸市の小学校で教員4人が職場の後輩教員に暴力や暴言を繰り返していた事実を19年10月4日付朝刊社会面でスクープし、決定的な場面を捉えた動画をウェブサイトで公開しました。

続報で神戸市独特の教員人事方式の弊害や歴史的な経緯を多角的に検証し、組織的・構造的な問題を明るみに出しました。神戸市教育委員会が再発防止のための抜本的な改革に着手し、文部科学省も全国の教育委員会にハラスメント調査をするなど、報道の影響は全国的に広がりました。

閉鎖性が指摘される教育現場の不祥事をスクープし、現在の教育が抱える普遍的な問題につなげた優れた調査報道として高く評価されました。

<受賞者>

神戸新聞社
学校再生取材班
(代表)編集局報道部

井上駿氏

(2020年10月7日)