首里城消失 決定的瞬間捉える
【新聞協会賞 写真・映像部門】沖縄タイムス・崎浜秀也氏(取材班代表)
焼け落ちた沖縄の象徴
日本新聞協会は10月7日、2020年度の新聞協会賞を沖縄タイムス社の崎浜秀也氏(取材班代表)らに贈ると発表しました。
沖縄タイムス社は、沖縄の象徴である首里城が焼け落ちる決定的な瞬間と落胆する県民の表情を写真に捉え、2019年11月1日付紙面で報じました。
未明に発生した火災の中、小型無人機(ドローン)を素早く飛ばし、限られた飛行時間で焼け落ちる建物の輪郭や被害の全貌を収めたカメラマンの技量と判断力は卓越しており、報道写真の力をいかんなく発揮しました。1面と最終面にわたり見開き展開した迫力ある紙面で、衝撃的な事実をストレートに伝えました。
新しい技術を使いながら決定的な瞬間を収めた写真はニュース性が高く、歴史に残る写真報道として高く評価されました。
<受賞者>

沖縄タイムス社
編集局写真部
(代表)編集局デジタル報道本部写真部長
崎浜秀也氏
(2020年10月7日)