受賞作品紹介

資料と証言で被爆の実態あぶり出す

【新聞協会賞 企画部門】中国新聞社・金崎由美氏(取材班代表)
「ヒロシマの空白 被爆75年」「ヒロシマの空白 被爆75年 街並み再現」

日本新聞協会は10月7日、2020年度の新聞協会賞を中国新聞社の金崎由美氏(取材班代表)らに贈ると発表しました。

中国新聞社は2019年11月28日付紙面から、被爆75年を前になお解明されていない被害の実態を明らかにする企画を続けています。併せて被爆前の街並みを再現する企画を、紙面とウェブサイトで展開しています。

公文書や被爆者団体の資料、生存被爆者らの証言から公的記録に残っていない犠牲者の名前や、詳細が不明だった遺骨の身元を突き止め、75年を経ても歴史の空白を埋められることを実証しました。さらに写真アーカイブを構築し、原爆投下前の街の姿や生活の営みを伝えました。

被爆者の実態や国の不作為を丹念な取材により浮かび上がらせた一連の報道は、記憶を風化させないジャーナリズムの力を示す優れた調査報道として高く評価されました。

<受賞者>

中国新聞社
「ヒロシマの空白」取材班
(代表)編集局報道センターヒロシマ平和メディアセンター長

金崎由美氏

(2020年10月7日)