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単語検索で過去番組活用 ネット技術活用セミナー 日経ラジオ・掛原氏が講演

 インターネットでラジオ番組を聞く人が増える中、ラジオ局の番組コンテンツをどう生かすか。日経ラジオ社の掛原雅行技術顧問は6月14日、千葉市の幕張メッセで開かれた放送向けネット技術の展示会「コネクテッド・メディア東京」のセミナーに登壇し、聞きたい番組をキーワード検索できる技術を紹介した。過去の番組をネット上で検索できるようになれば、新たな商品として販売できる可能性があると述べた。

 掛原氏は最近の傾向として、radiko(ラジコ)のタイムフリー聴取率が高まっていると指摘。利用者は自らの意思で視聴コンテンツを選ぶため「キーワードで番組を抽出できるようにしてほしいとの需要が出るのは当然だ」と話した。

 その要望に応える方策の一つとして、イスラエルのオーディオバースト社が開発した音声検索技術を紹介した。人工知能(AI)の深層学習技術や自然言語処理技術を生かして大量の音声データを蓄積し、キーワードを入力するとそれにひも付いたコンテンツが検索できる仕組みだという。

 掛原氏はこれをラジオ番組に応用すれば、過去の番組コンテンツを販売し、広告収入に代わるラジオ局の新たな収入源に育てられると展望した。音声コンテンツは映像と比べデータ量が少ない点も優位になると話した。

 掛原氏とともに登壇したネットマーケティングを手掛けるアウトブレインジャパン(東京都渋谷区)の嶋瀬宏社長は、実現には「キーワードと番組をひも付ける精度の向上が欠かせない」と指摘。AIを搭載したスマートスピーカーなどで、利用者の希望に応じて過去の番組を再生するような使い方も考えられると述べた。

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