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〈西日本豪雨〉工程変更、振り替え、代行印刷も 販売所 浸水被害相次ぐ

 西日本各地が7月6日から8日にかけ豪雨に見舞われた。気象庁は「数十年に一度の降雨量」に警戒を呼び掛ける大雨特別警報を11府県に出した。各紙が降版繰り上げや印刷の一部振り替えなどの対応を取った。神戸は援助協定に基づき、徳島県向けデイリースポの印刷を徳島の印刷センター(徳島市)に依頼。各地で店着や配達が遅れ、新聞を届けられない地域もあった。販売所の浸水被害も相次いだ。

 岐阜は6~8日付の県北部向け朝刊の降版時間を60分早めた。郡上市白鳥地区への店着が6日付は午前8時、8日付は10時30分にずれ込んだ。7、8日付は通常12台の共同輸送便を16台とした。関市の合売2店が床上浸水の被害に遭った。

 京都は朝刊早版の降版時間を6日付は30分、7、8日付は120分早めた。7日付朝刊は通行止めの影響で、伊根町本庄などの5店に届かなかった。共同輸送便が引き返すとの連絡を受け急きょ出した自社便も届かなかった。翌日に2日分届けた。府北部や滋賀県北部などでも店着が遅れた。

 7日には綾部市の川が氾濫し、川沿いの販売所が水に漬かった。折り込み機、軽自動車1台とバイク3台が水没。福地山市などでも6店が孤立した。

 神戸は6~8日付の本紙とデイリースポの降版時間を最大150分早めた。店着は神戸市内で6日付が最大150分遅れたのをはじめ8日まで影響が出た。

 7、8日付の徳島県向けデイリースポは、援助協定により徳島の印刷センター(徳島市)が代行印刷した。中国の広島制作センター(広島県廿日市市)に印刷を委託している広島県向けの7日付は西神印刷センターからも二重に輸送した。休刊日の9日付は、広島県向けを西神センターで印刷。降版時間を3時間早めた。

 中国は7日付の降版時間を最大60分、8日付は最大120分繰り上げた。広島制作センターで印刷している「中国新聞SELECT」は両日付とも福山制作センター(福山市)に一部振り替えた。

 7日付は通行止めで三原市久井地区など一部地域に輸送できなかった。因島市方面で店着が最大240分遅れた。8日付は店着が最大360分遅れた。

 新日本海は7、8両日付の降版時間を60分繰り上げた。道路が寸断され鳥取県智頭町に配れなかった。

 愛媛は7日付の降版を30分、8日付は60分早めた。両日とも各地で店着が遅れ、大洲市や西予市などで一部配達できなかった。大洲、西予の両市の4販売所が水没。今治市の配達員1人が自宅で亡くなった。連絡が取れない配達員も数人いる。

 高知は6、7日付朝夕刊と8日付朝刊の降版を30分繰り上げた。この間店着は遅れなかったが、冠水と土砂崩れで四万十市、安芸市などで配れなかった。

 西日本は7日付朝刊で福岡市内版の降版を90分、それ以外を100分繰り上げたのをはじめ、6日付朝刊から8日朝刊まで工程を早めた。高速道路通行止めなどで、7日付朝刊は熊本県内の販売所への店着が60~80分遅れた。このほか6日付夕刊、7日付朝刊は各地で配達が一部遅れた。久留米市の販売所1店が床上浸水の被害に遭った。

 佐賀は7日付朝刊の降版を60分早めた。迂回(うかい)路を使った影響で一部地域の店着が遅れた。筑後川流域や背振方面で配達が7日昼過ぎまでかかった。

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