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同時配信 共通基盤で参入促す 規制改革会議部会座長ら討議

 NPO法人情報通信政策フォーラム(山田肇理事長)は7月10日、放送制度の将来をテーマにしたシンポジウムを東京都新宿区で開いた。政府の規制改革推進会議で部会座長を務めた元経産官僚の原英史氏が、放送のインターネット配信について「地方局や他の事業者の参入を促すには共通の基盤が必要だ」と述べた。同時配信とオンデマンド配信を融合させ利便性を高めるべきだとの指摘もあった。

 ネット配信事業について原氏は「特定の事業者に独占させない」ことが重要だと指摘した。地方局の収入源を広げるためにも、参入しやすい枠組みが求められると述べた。

 NHK出身のメディア研究者・鈴木祐司氏は、同時配信とオンデマンド配信の融合が視聴機会を増やす鍵だと指摘した。同時配信を途中から見始めた人が、冒頭から見直せる仕組みを例示。視聴者の属性に応じた広告配信などで、収益源として育てることも必要だと語った。

 テレビ朝日と共同でネットテレビ「Abema(アベマ)TV」を運営するサイバーエージェント(東京都渋谷区)の小池政秀常務取締役は、放送局の参入を「ネットで動画を見る機会が増える」と歓迎する。最近発売されたテレビはリモコンにアベマTVを選ぶボタンが付き、視聴機会拡大につながったと紹介。利用者の定着には魅力的な番組に加え、視聴のきっかけを作ることも重要だと指摘した。

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