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<西日本豪雨>販売所従業員4人死亡 店舗に浸水、工場で断水も

 7月6日から8日の西日本各地の豪雨で、新聞販売所従業員4人が自宅で土砂崩れに巻き込まれるなどして亡くなった。店舗や配達用バイクが水をかぶる被害もさらに判明した。断水に見舞われた印刷工場もある。

 【山陽】山陽は販売所2店で1階部分が冠水したほか、4店が床上浸水の被害を受けた。7日付朝刊は岡山県北部を中心に28店に届かず、約2万5千部を配れなかった。8日付は輸送便を増やし不着は2店に減った。不配部数は約8500部。13日付は約3千部を配達できなかった。       

 【中国】中国は販売所14店が浸水や土砂崩れなどの被害に遭い、広島県呉市の店舗では折り込み機が水没した。呉市と竹原市の男性配達員2人が自宅で土砂崩れに襲われ亡くなった。呉市の配達員2人が業務中に骨折のけがを負った。  土砂崩れで道路が通行できず、呉市など63店に7日付紙面を届けられなかった。新聞が販売所に届いた地域でも39店で約2万部を配達できなかった。8日付の不配は48店で約9千部。

 【愛媛】今治市の配達員1人が亡くなり、安否が分からない配達員もいた愛媛は、その後全員と連絡が取れた。県南部の南予地域では16日時点で一部断水が続いている。宇和島市の店舗で配達用バイク4台が水没した。

 【全国紙】朝日は神戸総局で水漏れが起きた。販売所の浸水、バイクなどの冠水被害も多数出ている。

 7日付朝刊は広島県東部などで約4万2千部を配達できなかった。8日付朝刊は三原、尾道、竹原の各市などで約1万2千部を配れなかった。岡山、愛媛両県の一部でも不配となった。

 中国新聞広島制作センター(広島県廿日市市)での委託印刷分は、道路事情が悪化したため8、10日付の備後版を読売新聞坂出工場(香川県坂出市)に振り替えた。10日付の岡山版は、坂出工場印刷分を朝日新聞大阪工場(大阪市)に移した。

 毎日は福知山(京都府福知山市)、八鹿(兵庫県養父市)、伊予吉田(愛媛県宇和島市)の各専売店が床下浸水の被害に遭った。7日付朝刊は山陽道や一般道が通行できず、広島、岡山、京都の各府県で約8600部が販売所に届かなかった。8日付朝刊は広島県内で約5900部を届けられなかった。

 読売は尾道工場(広島県尾道市)で16日まで断水が続いたものの、新聞製作への影響はなかった。販売所は岡山、広島、愛媛、福岡の4県で計10店が浸水。バイクや車、折り込み機が水没した店もある。  

 広島、鳥取両県と京都府北部の一部で7日付朝刊を販売所に届けられなかった。北九州工場(北九州市)での応援印刷や尾道港からの海上輸送などの対応をとった。福岡県久留米市では一部地域で7日付朝刊を配達できず、翌日に届けた。  

 産経は愛媛県の専売店が床上浸水や雨漏りの被害に遭った。岡山県と愛媛県の専売2店でバイクが水没した。広島市、京都府北部、岡山県などで7日付朝刊約1万部を届けられなかった。京都府北部には翌日に届けた。広島市内は8日も配達できなかった。  

 また山口県周南市の合売店で、女性従業員1人が自宅で土砂崩れに巻き込まれ亡くなった。

高知で通信障害

 高知県では7日朝から午後6時頃まで、全域で通信障害が生じた。NTT西日本の光回線を使った固定電話やインターネットが不通に。高知は取材にアナログ回線の携帯電話や災害時優先電話を使ってしのいだ。翌日付朝刊とともに配る折り込み広告の最終確認書をファクスでやり取りしていた販売局は、輸送会社の高知新聞急送に文書を託し各販売所に届けた。

不明者の氏名を岡山県が公表

 岡山県災害対策本部は11日、西日本豪雨の安否不明者の氏名や年齢を発表した。県の担当者は「安否を一刻も早く確認したいとの思いで公表した」と理由を話した。県はそれまで不明者について、一部を除き自治体ごとの人数のみを出していた。  

 県は11日午前11時の集計として、これまで5人だった不明者が32人に増えたと発表。不明者全員の氏名、年齢、性別、住所の一部を明かした。その後、午後8時までの2回の発表で、不明者計19人の情報を加えたほか、計33人の生存が確認できたことも明らかにした。  

 県は13日、犠牲者についても身元が確認できた40人(午前8時時点)の氏名や年齢を明らかにした。犠牲者、不明者の情報はウェブサイトで公開している。

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