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歴史報じる視点 日々新たに ニュースパーク 明治150年展で4社討議

 ニュースパーク(新聞博物館)は9月15日、明治150年に合わせた紙面企画を手掛ける4社によるパネル討議を公開した。連載で戊辰戦争を捉え直した福島民報の安田信二取締役論説委員長は「語り継がれてきた歴史をうのみにせず、日々進む歴史研究の視点を踏まえ報じるべきだ」と話した。

 読売西部の丸茂克浩社会部次長は、九州だけでなく東北など各地に赴き、長州や会津といった敵対していた地域の人々の意見に耳を傾けた。さまざまな角度から歴史を見直すことが「現在、未来を考えるヒントになるのではないか」と述べた。

 南日本の原田茂樹文化生活部長は、歴史の見方は勝者と敗者で異なると指摘。薩摩藩が明治維新前後の内戦で勝利も敗北も味わったことを挙げ「薩摩だからこそ伝えられることがある」と述べた。

 参加者からは「寛容だが圧力に弱い日本人は何が必要か」との質問が出た。朝日の宮代栄一文化くらし報道部編集委員は、自分の考えを持つことが重要だと答えた。「多様な視点を取り入れられる新聞を読んで、さまざまな意見に触れてほしい」と述べた。

 企画展「新聞が伝えた明治」に合わせて開かれた。約100人が参加した。

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