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いっしょに読もう! 新聞コンクール 小中高最優秀賞など発表 新聞協会

 新聞協会は11月26日、第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入選作を発表した。小中高3部門の最優秀賞各1編のほか、優秀賞30編、奨励賞120編を選んだ。優秀学校賞は15校、学校奨励賞は154校に贈る。

 小学生部門の最優秀賞は福井市宝永小5年の橋本隼人さんが受賞した。橋本さんは過密な空間で子犬を次々に生ませる「子犬工場(パピーミル)」の問題を解説した福井新聞こどもタイムズの記事を読んだ。

 飼いたいと願ってきた犬が劣悪な環境で産まれたかもしれない事実を知り、両親、祖父母、叔父と命について話し合った。両親が動物を飼うことを簡単に許してくれないのは、動物を大切に思ってるためだと気付いたという。対話を通じ、さまざまな意見を聞いて考えを深める必要性に気付いた点が評価された。

 中学生部門の最優秀賞は名古屋市立志段味中3年の道源琴乃さんが受賞した。亡くなった胎児をおなかに残したまま働かされた女性の声を取り上げた読売の記事を選んだ。

 父親と話し合い、女性活躍推進の理念が人手不足の企業にまで届いていない現実を知った。医大が女子受験者を減点していた問題にも触れ、改善するには不当行為を厳罰化するしかないと提言した。根底に共通する女性蔑視の問題に気付き、提言に結びついた点が評価された。

 高校生部門の最優秀賞は埼玉県立川越女子高(川越市)1年の小椋由貴さんが受賞した。消費者を誤認させる不当表示が相次ぐ実態を報じた読売の記事を読んだ。

 「企業側だけを責めるのではなく、すぐに飛びついた自分の心の隙があったことを反省すべきだ」という母親の意見を聞き、消費者も気を付けるべき点があると気付いた。さまざまな情報が飛び交う現代社会では、情報が信頼できるかを判断するのは自分たちだと指摘。発信者側も、影響力を自覚すべきだと記した。身近な広告の話題から、情報との関わり方に考えを巡らせ、意見を表明した点が評価された。

 応募総数は過去最多の5万2155編。初めて5万編を超えた。表彰式は12月15日、ニュースパーク(新聞博物館)で開かれる。

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